先輩看護師インタビュー
Interviews
- 一人ひとりの強みを生かし 患者さんを第一に考える病棟へ
- 師長 Tさん / 集中ケア認定看護師
入職されたきっかけは何ですか?
前職では総合病院のICUに勤務していましたが、今後のキャリアを考え、新しい環境でこれまでの経験を生かしたいと思うようになりました。転職サイトを通じて当院の人事教育課から声をかけていただき、病院見学に訪れたことが入職のきっかけです。
見学時に、看護部が組織や働き方を変えていこうとしていることを聞きました。その取り組みに、自分がこれまで培ってきた集中ケアやスタッフ教育の経験を生かせるのではないかと感じました。また、以前から関心のあった心臓血管外科や循環器領域に力を入れていることにも魅力を感じ、入職を決めました。
実際に働いてみて、どのような印象を持ちましたか?
入職後は、6B病棟の師長を任せていただきました。着任当初は業務が煩雑で、スタッフが十分な休憩を取れなかったり、遅い時間まで勤務したりすることもありました。忙しさから、患者さんに必要な看護をゆっくり考える余裕が持ちにくい状況でもありました。
まずは1~2か月かけて、病棟の業務やスタッフの動きを観察し、その後、一人ひとりと面談を行いました。スタッフの思いや課題を聞きながら、業務の仕組みと意識の両面から、少しずつ改善を進めてきました。
現在は、決められた休憩を取ることや、必要以上に残業しないことが当たり前になり、定時で帰れる日も増えています。病棟内で意見を伝え合えるようになり、雰囲気も大きく変わったと感じています。
仕事のやりがいを感じるのは、どのような時ですか?
スタッフが自分の力を発揮し、成長していく姿を見ることが、師長としての大きなやりがいです。
今の6B病棟では、中堅スタッフが中心となり、若手に対して「この患者さんには、今どのような看護が必要なのか」を一緒に考えてくれています。以前から病棟にいたスタッフや、中途で入職したスタッフが、それぞれの経験や強みを生かして活躍している姿を見るとうれしく思います。
また、自分が担当した研修について、「新人指導の場面で活用できた」とスタッフから聞くこともあります。自分が直接すべてを行うのではなく、スタッフを通してより良い看護が広がっていくことに、管理者としての手応えを感じています。
スタッフの教育で大切にしていることはありますか?
一人ひとりの経験や看護に対する思いを知り、その人が持っている強みを伸ばすことを大切にしています。
私と同じ考え方やマネジメントの方法を身に付けてもらいたいわけではありません。その人自身が「どのような看護をしたいのか」「自分の強みは何なのか」を理解し、自分らしい方法で力を発揮できるように支援したいと考えています。
現在は、プリセプターを対象とした研修も担当しています。集中ケア認定看護師としての指導経験や、看護学校で教えた経験を生かしながら、実際の新人指導に活用できる内容を意識しています。研修後の反応や成果をきちんと本人に返すことも、人を育てるうえで大切だと感じています。
今後、どのようなキャリアを目指していますか?
現在は大学院の修士課程に在籍し、看護管理を学んでいます。これまで感覚的に取り組んできた病棟運営について、学術的な知識と結び付けて振り返ることで、「この方法で間違っていなかった」と確認できることもあります。
大学院で得た知識や根拠を、病棟の仕組みづくりやスタッフ教育に還元していくことが、現在の目標です。
また、将来的には、現在の副主任たちが中心となって病棟を運営できるようにしたいと考えています。私と同じ管理者を育てるのではなく、それぞれの良さを生かしたマネジメントができる人材を育て、6B病棟をさらに成長させてもらいたいと思っています。
当院の良いところはどこですか?
これまでの経験や資格だけで役割を決めるのではなく、一人ひとりが持っている力を見て、新しい役割や学びの機会を与えてくれるところです。
私自身、入職前はICUで働くことを想定していましたが、当院では病棟の管理者という新しい役割を任せていただきました。さらに、大学院で看護管理を学ぶ機会や、プリセプター研修に携わる機会もいただいています。
病院や看護部が変わろうとしている時期だからこそ、これまでの経験を生かしながら、新しいことに挑戦できます。自分の可能性やキャリアを広げたい方にとって、さまざまなチャンスがある病院だと思います。