先輩看護師インタビュー

Interview
主任 松澤さん

キャリアを積む中で見つけた道。
認知症看護の認定資格を活かし、
患者さんを支えてあげたい。

看護師歴20年目
認知症看護認定看護師
6A病棟 主任
松澤さん

入職した理由は何ですか?

看護師は夜勤もあるハードな仕事だと思っていたので、慣れるまでは家から通える場所と考えていました。そして、入院から治療、退院まで一通り携わることができたらと考え、救急外来も手術部門もあり、いろんな患者さんが来る規模の病院を探していました。そこで、池上総合病院を見つけて見学に来たのがきっかけです。見学時に看護部長さんと面談をして、そのまま入職が決まりました。病院も明るく綺麗で、さまざまな設備もそろっていて、いい雰囲気だったのでこちらにお世話になろうと考えました。

職場の雰囲気など、実際に働いてみた印象は

看護師1年目の頃から人間関係はすごく恵まれていたと思います。優しさと厳しさもある先輩たちでしたが、人間関係に悩んで辞めたいと思うことなく今まで来ています。世間話をしたり、一緒にごはんを食べに行ったりと、働きやすい職場です。今ではそれぞれ違う病院に行った先輩や同僚もいますが、いまだに連絡を取り合い、旅行に行くなど付き合いもあります。また、池上総合病院を離れてはじめて良さがわかるという話も聞きます。たとえば、救急に夜間対応の病室があるため、病棟への夜間の緊急入院がなく、安心して働く環境が整っていると感じます。

研修や資格に関して

看護師10年目の頃に、「実習指導者講習」があると声をかけてもらい、半年間行くことになりました。実習指導者講習にいったのは、教育の勉強をしていない看護師が学生さんの成績をつけるというのはすごくおこがましいと思っていた部分があったからです。

また、2019年から「認知症看護認定看護師」の教育課程に進みました。元々いた整形外科の病棟では認知症やせん妄の患者さんが多く、リハビリや治療が進まず、なかなか自宅に帰れない状況がありました。その頃に参加した研修でせん妄管理のことを学び、自分がやりたいことだと気づかされました。その後、認知症ケア委員会が立ち上がった際に初期メンバーに選んでもらい、「認知症看護の認定に行ってみない?」と部長から声をかけてもらいました。授業は週2日あるため、出勤日数の調整をしてもらい、勤務しながら大学に通っていたので、授業で習ったことを実践でもやりながら勉強ができたのはすごくありがたいことでした。

仕事のやりがい

患者さんに関わって良くなっていく、退院できるようになっていくことが一番のやりがいです。看護師を目指した原点がそこでもあるので、今でもそう感じます。また、認知症看護の認定看護師としても、病棟で勤務しながら他病棟をラウンドするなかで、看護師や他職種の方から相談を受けて頼ってもらえることも嬉しく感じます。すぐに答えは出なくても一緒に考えることはすごく学びになり、いい機会をいただいていると思っています。

どんなキャリアアップを目指していますか

認知症の患者さんに対するケアは、入院患者さんしか接したことがないため、地域で暮らしている方とも交流を持ち、普段の生活の場面も知っていけるようになりたいと思います。また、認知症の専門病院での治療についても、これから少しずつ学び、実践していきたいです。