固定チームナーシングで病棟運用を改善
Team Nursing
- チームで支え合い、 患者さんにより深く関われる病棟へ
- 5A病棟 師長Aさんにインタビューしました!
「大変な病棟」から変わるために
5A病棟では、2025年4月から固定チームナーシングを導入しました。以前はPNSで運営していましたが、透析患者さんが病棟内に点在していたため搬送の動線が複雑で、残業の多さも課題でした。
また、経験豊富なスタッフが個々に動く一方、経験の浅いスタッフが次に何をすればよいか迷う場面もあり、病棟全体で支え合う体制づくりが必要だと感じていました。
患者さんに合わせたチーム編成へ
導入に合わせ、透析患者さんとそれ以外の患者さんでチームを分け、病室配置も見直しました。透析患者さんをまとめて配置することで搬送が分かりやすくなり、必要なケア量に応じてチームの人数も調整しました。
当初は、それまでの方法を変えることへの戸惑いや反発もありましたが、運用を続ける中で、スタッフ同士の動きが見えやすくなり、声を掛け合いながら協力する場面が増えていきました。
「自分でやる」から「チームで動く」へ
日々のリーダーが看護補助者への業務依頼や調整を担う役割も明確にしました。以前は「自分でやった方が早い」という意識もありましたが、今では必要なところへ応援を依頼し、チーム全体で仕事を進められるようになっています。
患者さんの情報を共有し、同じ目標に向かって話し合う機会も増えました。
患者さんの思いに、より深く寄り添えるように
同じチームが継続して関わることで、患者さんの思いや希望にも気づきやすくなりました。約3年間入院していた患者さんの「家に帰りたい」という希望をくみ取り、ご家族と相談しながら一泊の外泊につながったケースもあります。
また、褥瘡ケアでは入院時から褥瘡のあった患者さんの75%が改善し、身体抑制の実施率も昨年度末の約30%から一桁台まで低下しています。
チームごとに目標を明確にしたことで、ケアについて話し合う機会が増え、看護の質の向上にもつながっています。これは2年目の看護師たちが新人研修で学んだ褥瘡ケア、体位交換の内容をもとに、病棟の全メンバーに指導してくれています。
頼もしいし、嬉しいですよね。
★2年目看護師たち、
病棟内の褥瘡ケアにむけて活動中!
★1年前に学んだ新人研修が生かされています
さらに質の高い看護を目指して
固定チームナーシングの形が整ってきた今、次の目標は、さらに看護の質を高めることです。透析患者さんのADL維持・向上や身体抑制のさらなる削減などに取り組みながら、患者さんにもスタッフにもより良い病棟を目指していきます。